コスプレイヤー、3Dプリンターを買う④ ~導入編2~

前のブログで3Dプリンター側の導入について書きました。
今回は、PC側の導入について書きます。

当然のことながら、プリンターだけあっても出力できません!!!
モデリングソフトで作ったデータを3Dプリンターで出力出来る形式に変換するための
スライサーと呼ばれるソフトが必要です。

スライサーにも色々種類があるんだけど、メーカー純正のスライサーを使うのが
一番安心かなと思う。
ただ気をつけたほうがいいのは、自分の使ってるPCに対応しているかどうか。
これに限る。

私はMacとWindows両方持っているんだけど、モデリングソフトが
Macにしか入って無いのと、メーカー純正のスライサーソフト「Z-Suits」が
WindowsもMacもどっちも対応してるので、Z-Suitsを使ってます。


IMG_9842[1]
Z-Suitsの画面(画面はWindows版だけど、Mac版でもほとんど同じ)

メーカー純正のスライサーだと、ソフトの中にプリセットで
自社製品フィラメントの最適設定が入ってたりするので、設定を細かく
いじらなくてもキレイに出力出来る、というメリットがあります。

ま、フィラメントも山程色んな種類があるので、プリセットにこだわる
必要はないです。
だいたい、フィラメント買った時に外箱とかに最適設定書いてあるので。
それでも上手くいかないときはひたすら調整です。
3Dプリンターの世界はトライ&エラーの繰り返しだからね!!!!


フリーのスライサーを紹介してるまとめなんかもたくさんあるので、
色々試してみて、これだ!って物を選んでくだされ。
https://cadjob.co.jp/cad_course/know-how/p1174/ 


まとめるとPC側でやることは

【導入の流れ】
①スライサー探す
②スライサーをインストールする

これだけ、簡単!

次は実際に出力する時のポイントを書いてきます~。

コスプレイヤー、3Dプリンターを買う③ ~導入編1~

それでは、満を持して!
うちの愛機を紹介します。


IMG_9874[1]

Zortrax M200 です。
愛機とか行ってるのに床に直置き/(^o^)\
良い子は真似しないでね!!!!

ここからはFDM式3Dプリンターに関して書いていきます。
光造形に関して知りたい人は、まぁこういう流れなんだなぐらいで
読んでください~。

うちの子は中古品のため、すでに組み上がっていてソフトさえ入れれば
すぐに出力出来る状態だったけど、本来は箱から出したら組み立てが必要です。
組み立て方は説明書に書いてあるので、穴が空くほど良く読んで組み立てよう。

どうしても説明書だけじゃわからないとこも出てくると思うので、
そういう時はYoutubeで「組み立てたいプリンターの型番 Setup」等のワードで
検索すると組み立て動画をアップしてくれている人がいる場合があります。

ちなみにM200は

こんな感じで動画が上がってました。
これは外国の方が上げてる動画なので英語だけど日本人がアップしてる
動画があればそっちを参考にすると良いです。
いろいろ検索してみて、自分にあった動画を見つけてくだされ。

そもそも3Dプリンターのハードルが高いのって、プリンターが外国製だから
説明書とかソフトが英語っていうのはあると思う。
Zortraxも説明書は全部英語。
私は英語さっぱりなんで、Google翻訳で翻訳しながら説明書読みました!!
それでもなんとかなるから安心してね!

日本の正規販売代理店から買うと日本語に翻訳された説明書をつけてくれたり
日本語でサポートが受けられたりもするので、買う時の検討材料にするといいかも。

組み立てが終わったら、キャリブレーションします。
キャリブレーションは印刷可能範囲の調整とか水平を調整したりするので、絶対やりましょう。
他のプリンターがどうなってるかわかんないけど導入時の1回ぐらいは
必要なんじゃないかな。

キャリブレーションが終わったら、フィラメントを設置!

ここから先は持ってる機種で違うと思うんだけど、Zortrax M200の場合は
専用のSDカードにダウンロードした最新のファームウェアを入れる必要があります。
※同じZortraxでもM200以降の最新型はファームウェア自動更新してくれるし、
出力データもWi-Fi経由で飛ばせるらしい。なにそれ最高かよ…。

3d-1
「Update.bin」がファームウェアです。
ファームウェアが必要な場合、大体は自分が買ったメーカーのサポートページで
配布されてるはずなのでチェックしてみよう!

Zortraxはここで配布してます。
https://support.zortrax.com/

これで3Dプリンター側の設定は完了!

【導入の流れ】
①組み立て
②キャリブレーション
③フィラメントの設置
ーーーーーーーーーーーーーーーー
④必要ならファームウェア等を入れる。


プリンター側の準備はだいたいこんな感じです。
次回はPC側の設定について書くよ~。
お楽しみに!

コスプレイヤー、3Dプリンターを買う② ~プリンターの方式とは~

普通の紙のプリンターにもレーザープリンターとインクジェットが
あるのと同じで3Dプリンターにも種類があります。

色々種類があるんだけど、個人レベルでも手に入りやすいのは
・FDM 方式
・光造形 方式
の2つだと思う。

FDMはFused Deposition Modeling/熱溶解積層法の略だけど、
とくに覚えなくて良し。
私もつい最近まで、この呼び方知らなかったしw








いわゆる、フィラメントを高温で溶かして造形する方式。
イメージ的にはグルーガンと同じかなー。
グルースティックの代わりがこのフィラメントって思ってもらったら
わかりやすいかも。
フィラメントにも色々種類があるんだけど、それは次回やります。


光造形に関してはぶっちゃけそんなに詳しくないので、割愛。
めっちゃ簡単に言うと材料はレジン。
イメージ的にはレジンアクセやジェルネイルなんかと同じで
UV光に反応するレジン(UV硬化性樹脂)に光を当てて硬化させるやり方。

光造形に関しては、このサイトが詳しいので気になる人は
リンク飛んでみてください〜。

SK本舗 様
https://skhonpo.com/

SKショーコ ちゃん
https://twitter.com/SK405chan


それぞれメリット、デメリットがあるから自分がどこに重きを置くかで
プリンターを選べばいいと思います。

【FDM式のメリット】
・プラスチックとほぼ同じ強度を持つ
・材料の種類が多い
・フィラメントが安い(種類による)
・取り扱いやすい

【FDM式のデメリット】
・積層痕が残りやすい → 後処理が必要になる場合がある

FDM式の最大の難点は、この積層痕っす。
積層痕に関しては長くなるので、また今度書きます。


【光造形のメリット】
・細かい造形に向いている
・積層痕がほぼない

【光造形のデメリット】
・太陽光でも固まってしまう可能性がある
・洗浄など後処理が大変
・レジンが高い

正直、光造形に関しては使ったことないので光造形の解説サイトの
意見を色々まとめてみました。


レイヤー的には細かい造形出来る光造形の方が向いてそうなんだけどね。
私も最初は光造形のプリンター買おうとしてたんだよ。
悩んでる間にFDM式買っちゃったんだけどさw

次は我が家のプリンターを紹介しつつ、具体的に材料の事とか
書いていきたいと思います。
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アニソンDJBARあるけみっスタッフ兼アニソンDJ。 海外も行ったりするコス歴10年以上のコスプレイヤー。写真も撮る人。コスプレ衣装のオーダーやヘアメイク、着付けからHPのデザイン・構築の仕事も受けてます。ご依頼はこちらまで→@PlusQuwayu
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